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vol.
8

高瀬 慎二さん

高瀬 慎二さん
栃木県出身。2007年ワーキングホリデーでカナダはバンクーバーへ。Gastown Business Collegeのカリキュラムでインターシップへ行った業務用インクジェットプリンターを扱う会社で採用が決まり、現在はカルガリー事務所のマネージャー代理として勤務。18歳から始めた空手(剛柔流)は三段の腕前。カナダでも週に2回、仕事の後の練習を欠かさず、2010年3月トロントで開催された Karate Canada National Championships(全カナダ空手道選手権大会)ではベスト8に輝いた。

英語で表記された日本語の単語を見かけることが多くなりましたが、KARATEもそのひとつ。日本発祥のスポーツ「空手」は、世界各国で人気の武道として親しまれており、カナダでも各都市に道場があるほど。今年3月、トロントで開催されたKarate Canada National Championships(全カナダ空手道選手権大会)でベスト8という輝かしい成績を残した高瀬さんに、空手の魅力を伺いました。

 

 

終わりがないから続けられた。それが空手の魅力
-空手をはじめた時のことを教えてください。

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空手をはじめたのは大学1年生のときでした。動機は単純で、その当時K-1(空手やキックボクシングなどの打撃系格闘技を統合して最強格闘者を決めるイベント)が流行っていて、回し蹴りをやってみたいと思ったからです(笑)。サークルで週4回ほど練習していました。それから10年以上空手を続けていますが、やはり空手をしないと調子が悪くなりますね。

 

-高瀬さんにとって空手の魅力とは?

空手は、終わりがないところが魅力です。組み手にしても、型にしても、分かりやすい基準や完璧という最終形がないので、自分に厳しくなればいくらでも突き詰められます。また、現在は指導員としてもカルガリーの道場「Calgary Gojukai」で子供たちに空手を教えているのですが、教える立場になって改めて自分の型をチェックし直したりと、学ぶことが多いですね。

また道場での人のつながりも魅力のひとつだと思います。日本ではもちろん、カナダでも空手をすることで仲間がたくさんできました。カナダで空手を習っている人は、映画『ベストキッド』に影響された方が多いようで、親日家も多いんですよ。

 

-Karate Canada National Championshipsでベスト8とはすごいですよね。

今まで日本では県民大会に出場したことはありあすが、全国大会出場はなかったので、とてもうれしかったです。アルバータ州のチームに入って練習に参加しての全国大会でしたので、学ぶことがたくさんありました。これからカナダに英語を学びにくる人には、ぜひ今まで日本で自分が経験していたことを、カナダでも続けてほしいですね。仲間を広げるいいきっかけになると思います。

 

 

空手から学んだものは『我慢強さ』
-カナダの空手と日本の空手の違いはありますか?

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カナダでも日本と同じ流派の道場に通っているので、基本的なルールは一緒なのですが、試合の時に審判が見るところが日本とは違うな、と感じます。日本では、審判は下半身がしっかり安定しているかどうかを重点的に見ているように思うのですが、カナダでは上体の細かい動きを見ている審判が多いですね。
-空手を続けてきて学んだことがありましたら教えてください。
空手の練習は、同じことを何度も何度も繰り返して技を学ぶのですが、そのおかげで飽きずに同じことを繰り返すことの大切さを知って、随分と我慢強くなったと思います。また、姿勢が良くなったことも空手から得たことですね。
 
-今後の夢を教えてください。
今後も空手の指導員をしながら、空手を広めていくことですね。特に早い年齢から空手の良さを知ってもらいたいので、子供たちへの指導に力を入れていきたいです。空手は練習時に声を出すのですが、今時の子供さんは体を動かしながらなかなか声を出すことをしないので、空手で学んでほしいですね。空手は護身術にもなりますので、咄嗟のときに自分を守る術として身に付けてほしいと思います。

 


<取材を終えて>

インタビューを依頼した際のメールの対応や、インタビュー当日の高瀬さんは、とても礼儀が正しく丁寧で、こちらまで襟を正す思いでした。高瀬さんは、今年の9月で日本帰国が決まっているそうなのですが、今後は日本にて、ますますご活躍されることを楽しみにしています。(取材・プロフィール写真撮影:Y)